料理撮影のためのLEDライト

撮影機材

LEDライトは以前は動画用のライトというイメージでしたが、最近では写真の撮影でもよく使われるようになってきました。

今回は料理撮影に使うためのLEDライトについて考えてみたいと思います。

撮影用のLEDライトの特徴とは?

写真撮影用の定常光ライトとしては、蛍光灯やタングステンライトなどが以前はよく使われていましたが、現在ではLEDライトが主流となってきています。

LEDライトが使われる理由

長寿命

LEDライトは白熱灯に比べて10倍以上、蛍光灯に比べて4倍以上の寿命があり、長期間使用することができます。

発光効率が良い

発光効率が良いので、同じ消費電力でも蛍光灯よりも強い光を作ることができます。

高温になりずらい

料理や食品の撮影では不必要な温度の上昇は鮮度の劣化につながるため避けたいものです。

LEDライトはタングステンライトのように高温にならず、赤外線も出さないという特徴があります。

また、灯体自体が高温にならないため、誤って触れてしまっても、やけどをしないので、安全に使用することができます。

破損しずらい

蛍光灯やタングステンは衝撃を加えるとガラスが破損し、周囲に飛散する恐れがあります。

LEDは発光部分にガラスを使っていないため、破損しずらく安全に使用することができます。

頻繁なライトのON・OFFに強い

撮影ではライトを点けたり消したりすることが頻繁にありますが、蛍光灯やタングステンは点けたり消したりを頻繁に行うと、機器への負担から寿命が短くなる可能性があります。また、点灯後に本来の明るさになるまで少し時間がかかります。

それに対して、LEDは頻繁に点けたり消したりをしても機器自体の負担が少なく、点灯後はすぐに本来の明るさになります。

操作が簡単

 LEDライトはストロボなどと違い、難しい操作がありません。

 基本的にスイッチを入れて、ダイヤルを使って明るさを調整するだけです。

 操作するスイッチなどが少ないため、初心者の方でもすぐに使うことができます。

撮影用LEDライトの特徴

さらに、一般用途のLEDと比べて撮影用のLEDライトには以下のような性能の違いがあります。

光の色が良い

一般用途のLEDは写真用と比較して演色性(色を再現する光の質)があまり良くありません。演色性は太陽光を基準(100 )としており、100に近い数値のライトほど色が良いライトとされています。

一般用では演色性の値がRa80前後のものが多いのですが、撮影用LEDではRa90〜97となり、色の再現性が高くなっています。

特に料理や食品の撮影では、色が正しくないと美味しそうに見せることができないため、演色性の高さは大変重要です。

明るい

一般用のLEDの場合、例えば電球型のLEDでは60Wタイプで消費電力が7W前後になります。対して撮影用のLEDライトは消費電力が60Wなので、単純計算でも一般用のLEDと比較して8倍以上の明るさになります。

撮影でライトを使う場合には、できるだけ明るい方がシャッタースピードも早くできるため、手ブレなどのリスクを抑えることができます。

ライト用のさまざまなアクセサリーを使うことができる

撮影用のLEDは一般用と違い、撮影に適したさまざまなアクセサリーが取り付けられるようになっています。

アクセサリーを使うことで光の質や形をさまざまに変えて、狙ったイメージを得るための光を作ることができます。

撮影用LEDライトに使うことができるアクセサリーや取り付け方については後述します。

扱いやすい

LEDライトはストロボと比較して安全性が高く、操作も簡単な大変扱いやすいライトです。

撮影用のLEDライトの形

撮影用のLEDライトはストロボなどに比べて形状の自由度が高く、さまざまな形のものがあります。

ここでは撮影でよく使われるタイプのものをご紹介します。

モノブロックストロボ型

モノブロックのストロボと形状がほぼ同じタイプのLEDです。

ストロボ用のアクセサリーがほとんど使えるため、ライティングの幅が広いのが利点です。

パネル型と比べて光量が強いライトを選ぶことができるので、ライティングの幅が広がります。

コントラストの強い影を作りたいときには、LEDの光源が点に近い形をしているモノブロックストロボ型のLEDが最適です。

パネル型

LEDを面に広げて配置したもので、ビデオライトとも呼ばれます。

主に動画撮影用のライトですが、写真の撮影にも使用可能です。

パネル型には四角タイプ、丸タイプ、ライトのベースが布製で形が自由に変えられるシートタイプなどがあります。

パネル型は光源が面光源になっており、比較的柔らかな光質のライティングに向いています。

そのほかの形

パネル型の他にもリングライト型や放射型、スティック型など、LEDライトは形のバリエーションが豊富で、ストロボにはない、さまざまな形のライトがあります。

撮影用LEDライトの使い方

基本的な使い方

1.スタンドに取り付ける

撮影用LEDライトは撮影用のスタンドに取り付けると安全に扱うことができます。

2.スイッチを入れる

 スタンドに取り付けたら、AC電源コードをコンセントに繋ぎ、スイッチをいれます。

3.明るさを調整する

明度調整ダイヤルなどを使って明るさを調整します。

SL60Wの場合、フル発光で100%という表示になり、50%で1/2の明るさになります。

数値は1%刻みで調整ができるようになっています。

4.色の調整をする

色温度が調整できる場合には色温度の調整を行います。

ライト用アクセサリー

LEDライトにも様々なアクセサリーを取り付けることができます。

標準リフレクター

リフレクターをマウントに合わせてはめ込み、回転させると「カチッ」と音がして固定されます。

リフレクターには穴があり、この穴にアンブレラの支柱を通すので、リフレクターの穴と本体の穴の位置をそろえて取り付けます。

リフレクターを外すときには、LED本体にあるレバーを押し、リフレクターを取り付けた時の反対方向に回転させると外すことができます。

スヌート

スヌートは細い形をしたリフレクターです。

取り付けや取り外しはリフレクターと同じ方法で行います。

スヌートは光を被写体にスポット的に当てたいときに使うリフレクターです。

ビューティーディッシュ

ビューティーディッシュも取り付け、取り外しの方法はリフレクターと同様です。

標準リフレクターなどよりも、広い範囲を明るくしたい時に使ったり、丸くキレイな映り込みなどを作りたいときなどに使います。

グリッド

スポット的な光を作り出すために、グリッドを取り付けます。

グリッドをリフレクターの先端に合わせて押し込みます。グリッドとリフレクターの直径が合っていないと取り付けることができないので注意します。

グリッドの引き手部分(ベロ)を表に出して押し込むようにしてください。ベロを内側に入れてしまうと外す時に苦労します。

グリッドを外すときには軽く触って、高温になっていないことを確認してから引き手を持って引っ張ると外れます。

グリッドは光を狭い範囲に当てたい時に使います。

アンブレラ

リフレクターの穴とLED本体の穴がそろっていることを確認します。

アンブレラを広げ、リフレクターの穴側から本体の穴にアンブレラの支柱を通していきます。

本体までアンブレラの支柱が通ったら、ロックのネジを締めて固定します。

外す時は取り付け時と逆の手順で取り外します。

アンブレラはかなり大きな範囲に光を当てたい時に使います。

ソフトボックス

ソフトボックスを組み立てます。

ソフトボックスのマルチリング部分をLEDのマウントに合わせてはめ込み、回転させます。「カチッ」と音がしたら固定されます。

ソフトボックスはマルチリングの部分が回転するので、使いたい角度に回転してライティングします。

ソフトボックスを外すときには、ロックレバーを押し込み、取付時とは反対側に回転すると外すことができます。

ソフトボックスは余計な光を周囲に漏らすこと無く、大きな範囲に光を当てることができるアクセサリーです。

まとめ

LEDの特徴としては

  • 長寿命
  • 発光効率が良い
  • 発熱が少ない
  • 破損しずらい
  • ライトの頻繁なON/OFFに強い
  • 操作が簡単

以上のような特徴があります。

さらに、撮影用のLEDライトは一般用途のLEDライトに比べて、明るく、色が良いという特徴があります。

料理撮影を行う上で、ライトの色の良し悪しは大変重要ですので、撮影用のLEDを使うことをおすすめします。

LEDライトの使い方は

  • 1.スタンドにつける
  • 2.コードに繋いでスイッチを入れる
  • 3.明るさや色を調整する

これだけです。

さらにライト用のアクセサリーは

  • リフレクター
  • スヌート
  • ビューティーディッシュ
  • グリッド
  • アンブレラ
  • ソフトボックス

などがあり、狙ったイメージの写真を撮るためにこれらのアクセサリーを使います。

LEDは操作がカンタンで安全に使える撮影用ライトなので、初心者の方でも使いやすいと思います。

ライトを使った撮影を始める場合にはLEDライトを検討してみてはいかがでしょうか?

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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